11月9日、フィギュアスケートNHK杯の公式練習での転倒により右足関節外側靱帯損傷を負った羽生結弦選手。10日間の絶対安静の後、リハビリをしながら練習を再開し、現在は全日本選手権に向けて調整を続けていると報じられている。ところが一部ファンからは、日本スケート連盟に対する不信の声があがっているという。
「羽生選手がケガを負ったのは本番前日の公式練習でのことでしたが、連盟は当日になっても出場できるように『必死になって治療を行なっている』と発表。なのに主催者側のNHKが昼のニュースで『欠場の方向』と放送したため、ファンの間で情報が錯綜したんです」(スポーツライター)
連盟の対応の遅れが批判されたのかと思いきや、それだけではないという。
「ケガをした場面もさんざんテレビで流れており、転んですぐに立ち上がれなかったほどのケガであったことは視聴者もわかっています。それなのに出場を匂わせるかのような連盟の発表に違和感があったといいます。スケート連盟としては看板選手である羽生選手に、なんとしても出場してほしいという思いが露骨に出てしまったのでしょう」(前出・スポーツライター)
選手の身体よりも、連盟の体面や利益を優先しようとしたのでは、と囁かれても仕方がないお粗末なてん末と言えそうだ。
(芝公子)