連日のようにメディアをにぎわせている、横綱・日馬富士による貴ノ岩へ暴行事件。11月28日には暴行現場に居合わせた横綱・白鵬に対し、鳥取県警の事情聴取が行われた。この事件は力士同士のイザコザながら、ワイドショーで取り上げられていることもあって女性からの関心も高いようだ。女性誌のライターが耳打ちする。
「今回の事件は登場人物こそ男性の力士ばかりですが、内容はまるで女性が主人公の昼ドラを観ているかのようで、井戸端会議のネタにされやすいんです。日馬富士をはじめとする横綱3人がいわばボスママ軍団。そのボスママに可愛がられつつも、鼻っ柱の強い若いママが貴ノ岩という図式です。その若いママが地域の会合で調子に乗ってしまい、普段は大人しいはずのボスママがいきなり激高して平手打ち。鼻血が出て大騒ぎといった感じですね。しかも鼻血の話に尾ひれがつき、『鼻が折れた』という診断書が出てきたというわけです」
しかもこの事件、周辺の人物もまた、昼ドラの脇役のように見どころ十分だという。
「貴乃花親方はいわば、若いママの夫。妻を守りたい気持ちが先走っていますし、そもそも地域では変わり者で知られています。そして貴乃花親方の実母である藤田紀子さんまでしゃしゃり出てきて、複雑な家庭環境がサイドストーリーとして展開。そして極めつけは現場にいなかったにも関わらず、まるで見てきたかのように事件についてペラペラと話す旭鷲山ですね。ドラマで言えば“狂言回し”の役で、スマホで貴ノ岩の傷跡を公開するあたりはネットを駆使する現代の主婦像も表しています」(前出・女性誌ライター)
最近の昼ドラはバッドエンドに終わるケースも少なくないが、果たして今回の暴行事件は日馬富士の引退で終結するのか。さらなる登場人物も現れそうだ。
(白根麻子)