「文春砲」の直撃を受け、それ以上聞きたくないとショックを隠しきれなかったのは、俳優の太川陽介。おしどり夫婦と言われていただけに、妻である藤吉久美子のテレビプロデューサーとのまさかの“裏切り”は、世間にも大きなショックを与えた。ワイドショーでも真っ先に取り上げられ、坂上忍、薬丸裕英らお昼のご意見番たちからも同情の声が噴出。とくに薬丸は「自分なら相当つらい」と気づかっていた。
そんな渦中の太川は一夜明けた14日、所属事務所で報道陣に対応。そこで見せた男気対応にいろんな意味で賛否があがっているという。
「『今回は、ウチのバカもんが軽率な行動をとってこんな騒ぎになって…。本当に申し訳ないと思っております』と、本人が犯したわけでもない不貞を謝罪し、ショックで記者に何を聞かれたか覚えていないと心境を打ち明けました。そして、藤吉が帰宅すると事情を説明させ、『バカもん!』を連呼したとか。どうやら太川も藤吉が“クロ”であることは重々承知のようですが、妻の言い分を『よしわかった。信じる』と受け入れ、『これから大変だぞ。誰が聞いたってクロだと思うから、世間から厳しい目で見られる。だけど、僕が守るから。これで終わり』と、最後はルイルイポーズまで決めて離婚を否定しました。実際はこんな簡単な話でなかったことが容易に想像できますから、この男気に涙が出たという人たちも大勢いたようですね。一方で、そこから派生したある議論が、世の夫たちの間で持ちあがっているようです」(女性誌記者)
その議論とは「もしも自分が太川の立場だったらどうする?」というもの。ネット上を見回すと、「俺もこういう男でありたい」「好きで結婚した相手が裏切ったら自分にも悪いところがあるのだと思う」「子どものことを考えたら一度は許す」など、太川に負けない男気を見せる“許す派”と、「還暦近くなって妻に裏切られたら絶望する」「批判されるかもしれないが、男と女の火遊びはちょっと意味が違う。俺ならもう一緒にはいられない」など“無理派”のコメントが飛び交う。
印象的には無理派が多いようだが、太川の対応はそれほど同性にも衝撃を与えたということだろう。ただし一部には、太川がかなり亭主関白だったという声もあるだけに、魔が差した藤吉にも何か“理由”はあったのかもしれない。
(飯野さつき)