今月6日に発表されたニホンモニターによる「2017タレントCM起用社数ランキング」で、俳優の遠藤憲一が男性部門の栄えある第1位に輝き、驚きの声が上がっている。
「国民的アイドルである嵐のメンバーを抑えて12社のCMに出演。しかも2014年の松岡修造(当時47歳)をはるかに上回る56歳での1位は、最年長記録も大きく塗り替えました」(スポーツ紙記者)
遠藤といえば、2009年に連続ドラマ「湯けむりスナイパー」(テレビ東京系)で初主演を果たすまでは、コワモテの風貌を活かして、映画・ドラマ・Vシネなどで悪役として活躍。広告業界とは無縁に見える遠藤が、なぜCMでブレイクすることができたのか。
「ここ数年、コワモテ役だけでなく、大ヒットドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)などで見せるコミカルな演技や、NHK朝ドラ『わろてんか』では不器用だけど愛情に溢れる父親役を演じ、芸域を広げてきました。また、バラエティ番組などで素顔が明らかになるにつれ親しみも湧き、気がつけば老若男女から愛される好感度の高いタレントになっていましたね」(エンタメ誌ライター)
遠藤は、10年前に個人事務所を設立。奥さんにお願いして社長になってもらって以来、芸能界でも指折りの“恐妻家”として知られる。
「これだけ売れるようになってからも、いまだにお小遣い制。今年1月に出演した『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)では、いざと言う時のためにカードを作ってもらったものの、女の子が接客する店に行ったのがバレて、その場でカードを折られたエピソードを告白しています」(前出・スポーツ紙記者)
さらに無類の酒好きであることも同番組の中で明らかになった。
「以前は、撮影の休みが2日あると1泊2日で、3日あると2泊3日で飲み歩き、連絡がつかないこともしばしば。その度に社長である奥さんが肝を冷やしていた、と怒りを露わに語っていました。嵐のメンバーから『そんな生活をいつまで続けていたんですか?』と聞かれ、『3、4年前まで』と答えるや、スタジオが笑いに包まれました」(番組関係者)
コワモテだからこそ、素顔とのギャップが受けているようだ。
(窪田史郎)