みなさんは、疲れたときにどんな食事をしていますか? もし、普段から暴飲暴食をしていて、冷えなどもあるとしたら、腎臓が弱っているかもしれませんよ。
医師の上符正志さんの著書「寝ても取れない疲れは腎臓が原因」(笠倉出版社刊)によると、腎臓が弱る原因は暴飲暴食や冷えなのだそうです。とくに、塩分を取り過ぎる人は要注意とか。また、体が冷えると腎臓の機能もうまく働かず、老廃物の排出がうまくいかなくなってしまうのだそう。東洋医学で「腎臓の冷えは大病の元」といわれるのは、こうした理由からのようです。
同著によると、腎臓を健康にするには、“白い食べ物”は避けることなんだそうです。白い食べ物とは、白米、うどん、パスタ、白砂糖、牛乳、チーズなど。その代わり、白米であれば玄米や雑穀米、パスタなら全粒粉など、色のついたものを選ぶと、血糖値の急上昇を防ぐことができるそうですよ。
また、ダイエットで流行りの糖質オフは、精神の落ち込みやうつに似た症状が出ることもあるといわれているため、そうした制限はしないようにしたいと、上符さんは述べています。なので、腎臓が弱りぎみな人は、糖質オフではなく、小麦や乳製品を摂取しない「グルテンフリー」や「カゼインフリー」がおすすめだそうですよ。