1月2日に放送された「ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯」(NHK)にタレントのタモリが出演。遅刻してきたタレントの笑福亭鶴瓶をチクチクと攻撃した。
同番組は「ブラタモリ」と「鶴瓶の家族に乾杯」のスペシャルコラボで、初夢をテーマに富士山を望む静岡県三保の松原を散策するという企画。しかし収録が始まっても鶴瓶の姿はない。タモリは「まだきていない、あのオヤジは」「なんで遅刻すんだよ」とおかんむり。
ようやく姿を現した鶴瓶は遠くから「おめでとうございます!」と挨拶したが、タモリは「おめでとうの前に『遅うなりました』というのが、ひと言あって然るべきだろう」とピシャリ。その後も「おめでとうございます? 何がめでたい?」と小言は続いたのだ。
遅刻についてタモリは、2014年に放送された「笑っていいとも!」(フジテレビ系)で、お笑いコンビ・バナナマンの設楽統にも苦言を呈していた。そのときの様子をテレビ記者が振り返る。
「設楽は平日午前に放送される『ノンストップ!』(同)に生出演している関係で、『いいとも』では遅刻の常習犯でした。フジテレビのあるお台場から『いいとも』が放送される新宿・スタジオアルタまで移動の猶予は30分。道が混んでいれば厳しいと思われますが、タモリは『30分で来られないか?』と設楽に疑問を投げかけました。設楽は道の混み具合にもよると答えていましたが、タモリは『何か、途中でやってないか?』と納得しなかったのです」
こうして見るとタモリは遅刻にうるさいイメージがあるが、実はこんな名言を残していた。
〈仕事に遅刻してくるやつは許せるが、遊びに遅れてくるやつは許せない〉
遊びを真剣にできない人は、仕事にも真剣になれないということらしいが、鶴瓶や設楽には、今度はタモリとの遊びの待ち合わせでしっかり借りを返してほしいものだ。
(石田英明)