公開中の映画「嘘八百」で冴えない古物商・小池則夫をコミカルに演じている中井貴一。1月8日放送の単発ドラマ「娘の結婚」(テレビ東京系)では、波瑠演じる結婚間近の実希の父親・孝彦を演じるに当たり「普段ものすごくテレビ東京を見ている。友人がテレビ東京に勤めているが、昔その友人から『中井は一生テレビ東京には出ないよな』と言われていたが、その友人がいよいよ定年という時期に出演できてよかった」と私生活が垣間見えるコメントを残している。
中井といえば昭和の大スター・佐田啓二を父に持つ、いわゆる2世俳優。成蹊中学、高校、大学と私立のエスカレーター校で学び、田園調布に育った“おぼっちゃま”としても知られている。しかし初めてのギャラで「吉野家」に行き、牛丼大盛、牛皿、お新香、みそ汁という「豪華セットを食べた」と豪語するほど「吉野家」好きとしても有名で、ヒロミ、久本雅美、トミーズ雅らと同じく吉野家から「名入りどんぶり」を贈られているという。
「年末にVTR出演した『PON!』(日本テレビ系)では、インタビュアーとして現れたお笑いコンビ・カミナリに対し『中井貴一の血の半分は吉野家の牛丼でできている』と胸を張るも、すかさずカミナリの石田たくみから『あと半分はミキプルーンですね?』とツッコまれ、一瞬大きく目を見開き、とても驚いたような表情を見せてからうなずく姿は印象的でした」(テレビ誌ライター)
悪役も善人役も演じきれる大御所俳優となった中井。フランクにツッコミを入れてくる若手に会うことも、すっかりなくなってしまったのだろう。