1月2日、3日に放送された「渡辺篤史の建もの探訪 家好き芸人集合SP!」(テレビ朝日系)。この両日は渡辺だけでなく、お笑い芸人の千原ジュニアとお笑いコンビ・アンガールズの田中卓志がゲスト出演し、意外な横顔を見せたことで話題になっている。
同番組は89年にスタートし、今年で29年になる長寿番組。建築作品として見どころのある住宅を渡辺が訪ね、独特の味わい深いレポートで展開される内容だ。一級建築士の父親を持つ千原ジュニアは「毎週欠かさず見ているのはこの番組くらい。それほど熱狂的ファン」と笑顔を見せ、これまでに印象的だった渡辺のレポートコメントを列挙。番組序盤から渡辺を唸らせた。また、建築界への登竜門として有名な広島大学工学部第四類という建築系学部を卒業した田中が、構造力学などから見た専門知識をわかりやすい言葉で説明。渡辺から「番組後継者候補」として田中が選ばれ、1人で2軒の住宅を訪問する様子もオンエアされた。
「ジュニアの記憶力にも驚かされましたが、田中の住宅訪問は明らかに1軒目に比べて2軒目がブラッシュアップされていて、場数を踏めば本当に渡辺の後継者になれるのではないかと感じました。特に背の高い田中が身体を折り曲げ、空の浴槽に入りながら風呂場をレポートする様子は、専門知識もさることながら“おもしろい画ヅラ”としても楽しめました」(建築専門誌編集)
田中の単独住宅訪問レポートを見て「いいですね。素晴らしい」とコメントした渡辺。10数年前に建てた自宅は「大好きなコンクリート打ちっぱなしにしたんだけれど、夏は暑くて冬は寒い。失敗した」と語り、ジュニアから「渡辺さんがそんなこと言っていいんですか?」とツッコまれる場面も。そんな本音をポロッと漏らす渡辺のレポートだからこそ、多くの根強い番組ファンがいるのかも。