女優の浅野ゆう子が、昨年末に同世代の一般男性と結婚したことを1月11日、所属事務所がマスコミ各社にファクスで報告した。
それによると「お互いこの年齢で…とも思いましたが、この年齢だからこそ、互いの健康に気遣いつつ、寄り添いながら穏やかに、これからの人生を歩んでいこうと決めました」と結婚に踏み切った心情が綴られていた。
浅野と言えば、バブル真っただ中の1980年代後半に放送されたトレンディ─ドラマで一世を風靡。中でも88年の「抱きしめたい!」(フジテレビ系)では、女優の浅野温子とW主演。“W浅野”として女性からはファッションリーダーとして絶大に支持され、男女問わず同世代の心を鷲づかみにした。
プライベートでは、2012年6月に俳優の田宮五郎さんとの交際が報じられた。だが、五郎さんは同年4月にくも膜下出血を患っていることも発覚。献身的な浅野の看病もむなしく14年11月に亡くなった。それ以外にも恋の噂はあったが、ずっと独身だった浅野。50歳を過ぎてからは、結婚についての質問が飛ぶと「もう、一生しないと思う」と語っていた。
そんな浅野が、同棲でも事実婚でもなく、正式な結婚をしたのはなぜか? 家族問題に詳しいジャーナリストに聞いた。
「人生の終盤に差し掛かり、寄り添い生きていくパートナーを欲したということでしょう。正式に結婚をしたのも、ある意味“終活”の一環ではないでしょうか。15年に厚生労働省が行った生涯未婚率の調査によると、男性23.37%、女性14.06%でした。これからは、浅野さんのような“終活婚”が増えるかもしれません」
浅野の結婚報道にネット上では、同世代から祝福の声が上がっている。新年早々、熟年未婚者に夢と希望を与えたニュースだったようだ。