ジャニーズのトップグループといえば、SMAPと嵐。これに異論を唱える人はいない。しかし、現在の勢いでこの2強を上回っているグループがあると、常にジャニーズネタを追っかけている女性誌の編集者は語る。つまり、ジャニーズで一番勢いのあるアゲアゲなグループというわけだ。
まずは今、一番ジャニーズで波に乗っているのはV6だと編集者は語る。3日に放送され、7年ぶりに一夜限りの復活を遂げたバラエティ番組「学校へ行こう!」(TBS系)でも、瞬間最高視聴率22.1%のまさかの高視聴率を記録。また、今年の日本テレビ「24時間テレビ」でもメインパーソナリティを担当している。
「紅白の司会を務めるイノッチこと井ノ原快彦の好感度、さらに岡田准一の映画やドラマでの認知度もかなり後押ししています。若い方たちはそんなこと今さら、と笑うかもしれませんが、ふだんネットなどをあまり使わない地方在住者や高齢者も含め、アイドルグループの知名度の浸透スピードというのは私たちが思っている以上に遅いですよ。たとえばAKBグループにしても、本体のAKBは知れ渡っていますが、それ以外のSKE、NMB、HKT、乃木坂といったグループ名は答えられない人のほうが圧倒的に多い。Perfumeが3人組だと知らない人も少なくありません。そんな中、結成から20年でV6はようやくお茶の間に浸透しました。株価で言えば右肩上がり、紅白の出演も踏まえて、2016年はグループとしてさらに上昇すると見られています」
テレビ各局が安定して好成績を残す彼らの争奪戦にも発展しているという一部報道も、あながち過剰報道ではなさそうだ。
続いて、ファンの熱気とメンバーの気合いが最高潮に達しているのが、紅白出場も決定した5人組ユニットのSexy Zoneだという。昨年7月から中島健人、菊池風磨、佐藤勝利の3名が中心となり、松島聡とマリウス葉は別ユニットの活動が中心になっており、実質3人組ユニットのような形になっていたが、12月16日に発売される10thシングル「カラフル Eyes」では本来の5人体制で臨むことが決定。
「5人体制でのシングルは約1年半ぶり。18日に都内で行われた同シングルのお披露目イベントも異様な大盛り上がりでした。ファンたちの歓喜の声もすさまじかったが、それ以上にメンバーたちの活力もスゴかった。ポストSMAPがV6なら、ポスト嵐はSexy Zoneだと感じましたね。本人たちも2020年のオリンピックイヤーに新国立競技場でコンサートをしたいなど、スケールが大きい目標を堂々と宣言しています。まさにアゲアゲムードが伝わってきますね」(前出・女性誌編集者)
Sexy Zoneは今月16日からデビュー5周年のアニバーサリーイヤーに突入しており、来年2月から全国5カ所でのファンミーティングが予定されているなど絶好調。脱退劇などで揺れるKAT-TUNらと比べると明暗クッキリの2グループ。ジャニーズ内バトルもなかなかし烈なのだ。
(石田安竹)