1月31日、ジャニーズ事務所が所属タレントの写真のネット解禁を発表した。これには一部から「芸能界にとってベルリンの壁が崩壊したのと同じ驚き」との声もあがったが、同時に芸能マスコミからは失笑が漏れ聞こえる。
「今さら感がすごいですね(笑)。私たちは常に使用できないと慣らされてきましたから、ようやく解禁されてありがたい‥‥ということもないですよ。映画の試写会などのあとに“写真はどうせ使えないんでしょ”“はい~(苦笑)”という映画宣伝担当の人たちとの会話が当たり前でしたから」(映画ライター)
解禁第一号となったのは、映画「羊の木」に出演した関ジャニ∞の錦戸亮。それでも、ジャニーズ事務所は使用できる写真を“原則3カットまで”と制限している。
「渋々感が伝わってきますね。多くの関係者が言うには、このところのジャニーズタレント出演映画が軒並みコケていることが決断の最大理由では?という意見が多い。とくに昨年春のキムタク主演『無限の住人』、12月の山田涼介主演『鋼の錬金術師』‥‥どちらも大コケでしたから。ほかにも『関ヶ原』『ラストレシピ』『先生!、、、好きになってもいいですか?』『未成年だけどコドモじゃない』など、ジャニーズタレントの出演映画がどれも思うような興行成績を上げられていない。もうジャニーズが映画業界でニラミを利かせる時代が終わったということではないでしょうか」(エンタメ誌記者)
事務所にとって今回のネット写真解禁は、キムタクのLINEスタンプなど新たな鉱脈を求めた新戦略の一環なのかもしれない。それがネット民には「時代に遅れて必死の形相」と映っているようだ。
(山田ここ)