昨年に続き、今年も松田聖子の「NHK紅白歌合戦」出場が決まった。
「昨年に大トリを務めたことに加えて、今年はデビュー35周年のメモリアルイヤーということで、かなり前から出場はまず間違いないだろうと言われていました」(スポーツ紙芸能デスク)
そうした中、業界内では2年連続の大トリも噂されているという。
聖子といえば、自他ともに認める80年代を代表するトップアイドルの1人だ。とはいえ、最近はこれといったヒット曲もなく、さすがに2年連続の大トリとなると違和感も覚えるが、レコード会社役員は、聖子の“底力”について語る。
「確かにここ数年はヒット曲に恵まれていないけど、音楽不況が叫ばれる昨今にあって、いまだに聖子の存在は別格だよ。その最たる例がディナーショー。最近は不景気の影響で、みんなディナーショーやコンサートの動員に苦戦しているんだけど、聖子は不況知らず。とくに地方での人気は圧倒的で、ホテルの夕食付ディナーショーなんかだと1人4万円以上とバブル時代並みの価格設定なのに、チケットは飛ぶように売れるからね」
今年は、タモリをはじめ大物擁立に失敗し、視聴率の苦戦が予想される「紅白」だが、はたして不況知らずの聖子がNHKを救うのだろうか。
(しおさわ かつつね)