毎日仕事をする中で、職場の「雑用係」になってしまっていませんか? 雑用係は何かと人に頼られますし感謝もされるので、やっていて楽しい、好きという人は多いのではないでしょうか。しかし、雑用係を続けていても、それほど給与面でプラスされるわけではない、というのが一般的。なので、「そろそろ雑用係を抜け出さなくては…」と思うこともあるのでは? そこで、雑用係を抜け出すコツを、識者の見解を元に探っていきましょう。
●雑用で社内No.1を目指す!
文筆家・千田琢哉さんの「仕事力をグーンと伸ばす20代の教科書」(PHP研究所刊)によると、「どうでもいい仕事ばかりやらされている」と感じたときには、“雑用で社内No.1”を目指すといいのだそう。なぜなら、No.1になれば雑用の達人と社内で評価されるため、もはや雑用をさせてもらえなくなるというからくりです。「雑用すらこれだけやりこなす優秀な社員にやめてもらっては困る」「他のことをやらせなくてはもったいない」などと、上司の評価を受けられるといいます。
●会社の仕事はすべて「雑用」
株式会社アイウィル代表取締役・染谷和巳さんの「仕事のプロになるための成功法則99:こんな社員になりなさい」(C&R Institute Inc刊)によると、“会社は雑用の集合体”、とくに総務・経理・管理などの仕事は雑用の専門職で、いかに合理的に効率よく処理して行けるかが問われているといいます。そういう見方をすれば、雑用能力=仕事能力ということなので、そもそも脱・雑用という考え方も不要ということなのでしょうね。
会社で、雑用係としていいように使われていると感じたら、その道のエキスパートを目指せば、上のポジションを与えられ、もっと重要な「雑用」をやらせてもらえる可能性が高まります。これらの考え方、ぜひヒントにしてみましょう!