仕事を中断してテレビにかじりついていたOL、スマホのワンセグを見つめていた学生ら、全国の女子たちの視線を釘付けにしたのが、平昌五輪でも“イケメン祭り”と言われたスノーボードの男子ハーフパイプ。
競技は2回目のトライで最高難度の「ダブルコーク1440」を2連続で成功させて、日本の19歳・平野歩夢が95.25点で暫定首位に立つと、にわかに金メダルムードが漂うことに。ところが無念、3回目の最後の最後でアメリカの“カリスマ”ことショーン・ホワイトが97.75を記録し大逆転。平野は4年前のソチに続き、2大会連続の銀メダルと涙を飲んだ。それでも、4年前のあどけない少年から端正な19歳へと成長したルックス、ストイックで落ち着いたインタビューを聞くと、全国の女性ファンがザワザワ。「ほんと好き!」「何かを極めている男の人ってカッコいい」など、ストレートなラブコールが飛び交った。
そんな中、平野以上に「母娘でファンになりました!」「超イケメン!」と女子たちの目を一斉にハートマークにした選手がいたという。
「銅メダルに輝いたオーストラリアのスコット・ジェームズ選手の可愛らしい顔にも注目が集まりましたが、SNSで平野選手と人気を二分したのが5位になったスイスのパトリック・バーグナー選手。ワイルドかつ端正なマスクで超ポジティブな性格で、今回も会場を大いに盛り上げていました。バーグナー選手は日本の戸塚優斗選手が2回目にコースに激突し棄権すると、選手生命に関わるケガも多い競技だけにとても心配していたようで、自分の2回目の滑走後に『God bless you Japan(日本に神のご加護あれ)』とカメラに向かってひと言。ハートまでイケメンだった彼に心を奪われた女性視聴者も多かったようです」(女性誌記者)
ボードのデザインも一番オシャレだったと評判のバーグナー選手。スノボはチャラいイメージが日本にはまだまだあるが、今回の男子ハーフパイプの“ドラマ”は、それを覆す爽やかさだった。
(飯野さつき)