ドラマ「FINAL CUT」(フジテレビ系)で主役を務めるKAT-TUNの亀梨和也。ドラマの中で見られる反射神経の良さは、子どもの頃から持ち合わせていたようだ。幼少期には少年野球に夢中になり、実力はかなりのものだった。
そもそも名前の「和也」は、人気野球漫画「タッチ」の主人公・上杉和也から取ったもの。両親が大ファンだったのだろう。小学1年生で野球を始め、リトルリーグで世界大会に選出されたほど。将来は野球選手になり金持ちになって、4人の子どもを育ててくれた両親に家を買ってあげたいという夢を抱いていた。ところが12歳のときに親戚がジャニーズ事務所に履歴書を郵送したことで人生は大きく変わる。中学生のときには、ジャニーズJr.になっていた。
「亀梨は99年に、ジャニー喜多川社長の鶴の一声で『ジャニーズ野球大会』に出場しています。テレビに出ているジャニーズアイドルに混ざって、まったく無名の中学生(亀梨)がまさかのピッチャーになりました。でも、当時は芸能界にまったく興味がなかった彼は先輩を立てるという考えがなかったため、TOKIOの山口達也がバッターボックスに立ったとき変化球を投げて三振させてしまったんです。当時の山口は人気絶頂。トップアイドルに空振りさせて赤っ恥をかかせたわけです」(アイドル誌ライター)
その瞬間、山口の顔色が変わったのを亀梨はマウンドの上から見ていた。しかし、試合開始前にジャニー社長から「ノーヒットノーランやってきてよ、今日は」とリクエストされていたため、打たせるわけにもいかない。手加減を加えようものなら「YOU、手抜いてるよ」とハッパをかけられたという。そこで亀梨は全力を振り絞り、山口はその餌食になったというわけだ。
「山口はバックヤードで『あの野郎、変化球投げやがった』と怒号を響き渡らせたといいます。その一方で亀梨のことを『(ジャニーズのなかで)あんなうまいピッチャー、初めてだった』と絶賛したそうです。最近ではこの話が『TOKIOカケル』(フジ系)のテッパンネタになっていて、山口が亀梨に怒るという構図ができています」(前出・アイドル誌ライター)
当時、山口は30歳で亀梨は中学生。先輩はかなり大人気なかった!?
(北村ともこ)