朝の情報番組「あさイチ」を3月をもって卒業することが発表され、“井ノ原ロス”が叫ばれている中、ファンにとっては喜ばしいニュースが飛び込んで来た。4月からスタートする連続ドラマ「特捜9(とくそうナイン)」(テレビ朝日系)の主演に井ノ原快彦が起用されることが明らかになったのだ。
「テレビ朝日系の水曜夜9時のドラマ枠で、“9系”の愛称で愛されてきたドラマ『警視庁捜査一課9係』の新装版です。2006年から長年係長役を演じて来た渡瀬恒彦さんが、去年の3月に逝去。12年築き上げてきた番組の歴史に幕が降ろされるのかと思っていたら、9系に所属していた井ノ原、羽田美智子、吹越満、田口浩正、津田寛治演じる刑事たちが新しい部署『特別捜査班』に再集結、新たな班長に寺尾聰を迎えてスタートを切ることになりました」(テレビ誌記者)
これには“井ノ原ロス”を心配していたファンからも〈イノッチの特捜9、楽しみだ〉〈井ノ原くん、ゴールデン帯連ドラ 単独初主演おめでとうございます!〉とお祝いの声が寄せられた。しかし喜んでいるのはファンだけではない。
「週5日のレギュラーがなくなって困るのは、なんといってもイノッチ本人。妻の瀬戸朝香が火曜ドラマ『きみが心に棲みついた』(TBS系)に出演して、徐々に女優として返り咲きつつありますが、子供が長男8歳、長女5歳とこれからが大変な時期。そういった意味でもシリーズ化が見込める連ドラの主役を演じるメリットは計り知れません」(エンタメ誌ライター)
さらに、こうした気の早い見方もある。
「『特捜9』で主役として成功を収めれば、NHKの朝の顔を8年も務めた井ノ原ですから、論功行賞で大河ドラマの話が来ても不思議ではない。そうすればV6では岡田准一に続く快挙です」(スポーツ紙デスク)
ちょっと気は早い気もするが、井ノ原にとって大きなチャンスが巡って来たことだけは間違いなさそうだ。
(窪田史郎)