「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とはこのことか──。2月21日発売の「週刊新潮」が自民党の参院議員、今井絵理子氏のノー天気ぶりを伝えた。
今井議員といえば昨年7月、神戸市議会議員(当時)橋本健氏との不貞疑惑が同誌に報じられた。新幹線の中で、人目もはばからず「恋人つなぎ」をする2人の写真には目を疑ったものだ。その後、橋本氏は政務活動費の不正受給が発覚し市議を辞職、詐欺容疑で書類送検された。2月19日に在宅起訴となり、踏んだり蹴ったり。一方の今井議員は、謝罪はしたものの「一線は越えていない」と突っぱね通し、事の真相はいまだ藪の中だ。
そんな今井議員が“不貞ネタ”を連発して笑いを取っているというから驚きだ。同誌によると、例えば講演会の冒頭で「えー、去年ですね、いろいろありまして」と自虐。ほかにも「最近、新幹線の中では、隣はねー、秘書ですね。脇を締めてやっています」と、自ら“新幹線ネタ”を繰り出す始末だという。
今井議員の“軽さ”はツイッターにも表れていた。2月9日は「リプ祭り」と称し、今井議員のツイッターの書き込みに返信する期間を設けた。ただ、「その返信が軽すぎました」と週刊誌記者は呆れる。
例えば、「現場で何が問題かを抽出してそれを解決すべく必死に行動するのが政治家ですよね?あなたにその覚悟はありますか?」という質問に対して、今井議員の返信は「もちろんです!」の一言だけ。「任期を終えるまでにしっかりと結果を出して」という要望に対しても「頑張ります!」のみだ。
「今井氏の返信は『頑張ります!』『はい!』『ありがとう』など、ワンフレーズで終わるものがほとんどでした。ツイッターでは文字数の制限がありますが、読者は今井氏に政治家としての具体的な言葉を求めているはず。こんな意味のない返信なら、わざわざリプ祭りをやる必要があったのか。不貞ネタの自虐トークといい、彼女の頭の中はどんだけお花畑なんでしょうか」(前出・週刊誌記者)
ツイッターで無意味な返信をする時間があれば、国民が納得する説明に時間を割いてはいかがだろうか。
(石田英明)