ファンも納得の回答だった。
2月16日放送のバラエティ番組「金曜日のスマイルたち」(TBS系)に、現在は実業家としての顔を持つ保阪尚希がゲスト出演。番組司会の中居正広の若かりし頃のエピソードを披露した。
中居と保阪は1995年に放送されたドラマ「輝く季節の中で」(フジテレビ系)で共演。当時はまだ「SMAP×SMAP」(同系)もスタートしておらず、SMAPがまだ国民的アイドルとして浸透する前。中居は兄貴分の保阪に様々な相談を持ち掛けていたという。その中で保阪は「この子、絶対に成功するなって思ったことがあるのよ」と、20年以上前の出来事を振り返った。
保阪によれば、中居は「保阪くん、俺どうしよう、だってさ~、木村(拓哉)にさ、見た目勝てないじゃん?」と、メンバーの木村拓哉にビジュアルで劣っていることに悩んでいたとのこと。そこで保阪は「じゃあ(木村に)何が勝てるの?」と中居に逆質問したところ、中居は「踊りだったら絶対に負けない!」と答えたそうだ。
「ほかのメンバーが下手というわけでもありませんが、中居がダンスを得意としていることは有名な話。正確で基本に忠実なダンスをする草なぎ剛に対して、中居はちょっとしたアレンジを加えているため、ファンでなくてもSMAPのパフォーマンスを見ていれば、自然と中居のダンスに視線が集まります。もちろん、アレンジを加えているだけでなく、ダンスのキレにも定評がありました。保阪の話では、中居はドラマ撮影の休憩時間もセリフは覚えないのにひたらすダンスを踊っていたということですから、自身の長所である分野にかける情熱に保阪は中居の成功を直感したようですね」(エンタメ誌ライター)
視聴者からは「中居君がダンスに自信があるのは納得だね」「そこまで熱心にダンスに取り組んでいたんですね」「やっぱり木村にライバル心を抱いていたんだ」といった声が上がるなど、中居の主張にはファンも共感していたようだ。
表舞台ではおちゃらけた発言ばかり目立つが、実は努力家であるというエピソードも山ほど存在している中居。ビジュアルで勝てないというだけで諦めずに、ダンスに限らず、MC力や演技力を磨くなど、ひたむきな努力を続けたからこそ現在の人気と地位があるのだろう。
(田村元希)