木村拓哉主演ドラマ「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)の第7話が3月1日放送され、平均視聴率は15.8%をマークした。この記録は、これまで最高だった第1話の15.7%を上回る最高視聴率となった。
同ドラマは、第3話に15%台から13%台に落ち込んだが、第5話で14%に回復。第6、7話は、1996年に大ヒットしたドラマ「ロングバケーション」(フジテレビ系)で共演した山口智子が出演して大きな反響を呼んだ。
第7話は、木村拓哉演じる島崎章の別れた妻・小田切仁美(山口智子)がBGの依頼人となる。仁美は、謎の人物からのストーカー行為に悩んでいた。だが、その人物は、仁美の再婚相手の元恋人と判明。問題はすぐに解決するのだが、思わぬトラブルが発生。民事党幹事長の五十嵐(堀内正美)に収賄の罪をかぶせられた元秘書・植野(萩原聖人)が拳銃を持って、レストランに乗り込んできたのだ。そこには五十嵐議員と立原議員(石田ゆり子)、そして島崎と仁美がいた。
以前、島崎に取り押さえられたことのある植野は、島崎に銃口を向ける。そんな窮地を救うべく、仁美は島崎に痴話喧嘩の小芝居を仕掛ける。
そのシーンに視聴者は「これこれ!ロンバケなつかしー!」「ロンバケっぽいケンカ」「山口智子節が出た」と歓喜する一方、「なんか古くさい昔のドラマを見てるかのような…」「ロンバケの頃のトキメキはない」「ロンバケに寄せようとしてわざとらしい演出」と賛否が分かれた。
「山口智子の登場にはいろんな意見がありましたが、中だるみだった視聴率を一気に引き上げたのは事実。他局のヒット作のパクリと言われようが、木村に恥をかかせられないと、なりふり構わぬテレ朝の意地が見えましたね。この回のラストでは、島崎の上司・村田(上川隆也)が太腿を撃たれるのですが、搬送されたのは同局の人気ドラマ『DOCTORS』の舞台である堂上総合病院。最終話に向けて、様々な仕掛けを匂わせています」(テレビ誌ライター)
果たして「DOCTORS」で沢村一樹が演じているスゴ腕医師・相良浩介は登場するのか。この勢いで、最高視聴率を更新できるかにも注目したい。