デビュー10周年だった2017年を、「紅白歌合戦」(NHK)の初出演という最高の形で締めくくったHey!Say!JUMP。18年は、高木雄也がKAT‐TUNの亀梨和也とタッグを組む連ドラ「FINAL CUT」(フジテレビ系)と、山田涼介の主演ドラマ「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」(日本テレビ系)がスタートして、好ダッシュをきっている。
そんな中、メンバー最多となる2本のソロレギュラーを持っているのは伊野尾慧。天然で図々しいところがセールスポイントだが、かつてある先輩の逆鱗に触れたこともある。
「伊野尾のマイペースに怒ったのは、嵐の松本潤です。まだ“伊野尾バブル”が到来する前の14年5月、松潤はプライベートでJUMPの東京ドームライブに行っているんですが、終演後の楽屋でアドバイスを送っていると、なんと伊野尾は唐突におせんべいを食べはじめたんです。驚いた松潤が『なに、食べてんだよ!』と声を荒らげると、『おせんべいです』(笑)。あきれるよりほかありません」(アイドル誌記者)
この一件を根に持ったのか、松本は翌15年に仕返しを試みた。作戦は、京セラドーム大阪で開催された「嵐のワクワク学校2015~日本がもっと楽しくなる四季の授業~」で泊まったホテルで決行された。
「松潤は、メンバーの薮宏太のスマホを借りて伊野尾に電話をかけ、部屋に来るように誘いました。ところがすっかりくつろいでいた伊野尾は、液晶画面の名前を確認して断ってきた。それでも引き下がらないでいると、彼は半ばブチギレたそうです。ところが次の瞬間、電話の相手が薮ではなく松潤だとわかった。伊野尾は大慌てで部屋に飛んで行き、謝りまくったそうです」(前出・アイドル誌記者)
東京と大阪で開催された「ワクワク学校」を通じて、嵐は伊野尾のイジり方を覚えたようだ。そして、アンジャッシュ・児嶋一哉の「児嶋だよっ!」のインスパイア版とも言える「飯尾!」「伊野尾だよ」のやり取りが完成。伊野尾がブレイクしたのは、嵐のおかげかもしれない。
(北村ともこ)