昨年10月の「キングオブコント2017」で準優勝に終わるも、話題性では優勝者のかまいたちをはるかに上回る人気者となったにゃんこスター。しかし彼らが繰り出した渾身の“かまいたちイジり”が、墓穴を掘る結果になったという。
3月10日放送の「ゴッドタン」(テレビ東京系)では、定番企画の「ストイック暗記王」にかまいたちの山内健司が出演。暗記を邪魔する役で因縁のにゃんこスターが登場した時には、多くの視聴者が驚きとともに拍手喝采だったはずだ。ここでにゃんこスターは、尊敬する先輩のかまいたちをバカにするよう、番組ディレクターに強要される役目を熱演。それに対して山内も「全然イジってくれてええって!」と返し、スタジオは爆笑に包まれていた。その後の展開についてお笑い系のライターが解説する。
「ここでスーパー3助が『かまいたちってホント最低だよね~』とネタを始めたのですが、その中で『おい山内!こんな女性(アンゴラ村長)とお前が付き合えるのか?そんな訳ねぇよな』と山内をディスりだしたのです。ここで山内はふいに後ろを向きましたが、その表情は怒りに耐えているというより、笑いをこらえているように見えました。そして視聴者の中にも『山内を相手にアンゴラ村長を美人扱いするの!?』と微妙な空気を感じ取った人は少なくなかったはずです」
というのも17年2月に結婚した山内の妻は、女優の杏に似ている美人で、バラエティ番組で何度も顔出ししている。しかも14年に別れた元カノもかなり可愛らしく、山内のモテっぷりは「吉本の七不思議」に数えられるほど。ともあれアンゴラ村長には申し訳ないが、美人対決なら山内の妻に軍配が上がるのは衆目の一致するところだろう。
「今回の流れはにゃんこスターが考えたのではなく、放送作家が指示したものかもしれません。しかし彼らが山内の妻について知らないとは考えづらく、内心では『俺たち墓穴掘ってるな』という葛藤をもって演じていた可能性も高い。それに対して山内は『相方と付き合うな。後輩の女と付き合うなって言ってんだよ!』と叫び、司会のおぎはやぎから『マジになりすぎだから!』と茶化されていましたが、気持ちの面では余裕シャクシャクだったのではないでしょうか」(前出・お笑い系ライター)
だが、今回の番組で最も痛手だったのは、出演すらかなわなかった山内の相方、濱家隆一かもしれない。
(白根麻子)