3月11日に開幕した大相撲3月場所直前、内閣府に告発状を提出したと公表し「何も場所前に出さなくても」と非難されている貴乃花親方。今度は、貴ノ岩が頭部に負った傷の回復状況から、心身への影響や後遺症等について予断は許さない状況であるとして、3月場所が行われているエディオンアリーナ大阪に出勤しない事情を説明した。
これに対しマスコミは「春場所初日の『無断欠勤』にまた仰天言い訳」「貴乃花親方、また姿現さずホームページで説明」などと批判した。
3月12、13日放送の「ひるおび!」(TBS系)でも、この話題が取り上げられた。同番組には、貴乃花親方擁護の急先鋒として知られる落語家の立川志らくがレギュラーコメンテーターとして出演している。
12日に志らくは、世間の貴乃花親方への非難には「一理ある」と理解を示しながらも「もともと貴乃花親方が悪かったわけではない。貴乃花親方にも問題はたくさんありますよ。でもとにかく貴乃花親方を悪者にして、こっちを正当化しようとする“悪党の論理”になっている」と擁護。
翌13日にも「貴乃花親方の志は間違っていない、新聞やメディアが悪く仕立てようというのは伝わってくる」と発言した。この志らくの発言を受け、レギュラーの八代英輝弁護士も、法律家としてみれば貴乃花親方の3月場所欠席は「有給休暇」で問題はないと断言。しかし視聴者からは、八代弁護士に対し「法律家なら協会と役員待遇である貴乃花親方の雇用形態を説明してほしい」などの意見や、志らくには「貴乃花に小遣いでも貰っているのか」など批判的な意見が散見された。
世論を二分する相撲協会VS貴乃花親方の対立構造は、いつまで続くのだろうか。