お腹周りが緩んできたと思ったら、姿勢をチェックすることが大切です。背中が丸まって、お腹がダランと前に突き出ていませんか? そんな「猫背」姿勢では筋力を使わないため、お腹周りの筋肉が衰え、脂肪に変わりやすくなります。そうならないためにも、姿勢を正して体幹の筋肉を鍛え、メリハリボディを実現しましょう。
■猫背で過ごすと太るワケ
肩周りが下へ落ち込む「猫背」は、それだけで太って見えますし、何より太りやすくなる姿勢です。というのも、猫背になると肩と一緒にお腹も下がり、縮こまってしまいます。体が縮こまることで体液循環が滞り、代謝が低下しやすくなってしまうのです。また、体幹の筋力を使わないので、筋力が衰えやすく、体脂肪に変わってしまうのです。
■姿勢を正してボディラインを引き締める
背筋が伸びて胸を張ったまっすぐな姿勢は、体が長く見えるため、より細く見せることができます。また、この姿勢は維持するのに筋力が必要ため、筋肉を使うことで刺激し、ボディラインが引き締まりやすくなります。つまり、姿勢を正すことは、それだけでウエスト周りの引き締めエクササイズになるのです。
■スリム体型を育てる姿勢とは?
“まっすぐ”な姿勢を意識して作り、鏡の前に立ってみましょう。次の3つのポイントを全て実現する姿勢が、スリム体型を育てる美姿勢です。
○鎖骨が床と平行になっている
○肩の高さが左右同じ
○横から見たときに肩が内側に丸まらず、胸を張ってお腹が凹んでいる
■猫背に気づいたら実践!「姿勢を正す」コツ
次の3ステップで猫背をリセット。姿勢を正しましょう。
1.両手を組んで頭の上に上げ、思いっきり伸びをする
2.そのまま大きく円を描くように両手を下ろす
3.ヒップをキュッと締め、下腹を凹ませて持ち上げる
猫背を改善するだけで、その場で今よりスリムに見える。その姿勢を維持することで、より引き締まる。いいことづくしなので、ぜひ挑戦してくださいね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)