女性ホルモンが低下することで、さまざまな症状が現れてくる閉経時期。そんなときにはさまざまなケアが考えられますが、その一つに、「入浴やマッサージでアロマ精油を使う」という方法があるようです。
「アロマテラピーのきほん事典:親切・ていねい・よくわかる!」(西東社刊)によると、更年期特有の「うつの緩和」を目的としたアロマ入浴では、エストロゲンに似た作用を持つ「クラリセージ」や抗うつ作用のある「ローズマリー・カンファー」といったアロマ精油を、バスオイルなどの基剤で希釈し、お湯に溶かして使うといいそうですよ。
アロマセラピスト和田文緒さんの「アロマテラピーの教科書」(新星出版社刊)では、「サイプレス」というアロマは、更年期の症状である「ホットフラッシュや多汗を緩和する」と書かれています。使い方は、塩40gに精油を1~2滴、そして、お好みの香りの精油を2滴加えてよくかき混ぜ、アロマバスにするといいそうですよ。
入浴中は、一人になれる貴重な時間。ゆったりとよい香りのお湯に浸かって自分だけのリラックスタイムをつくり、うまく更年期の症状に対処したいですね。