足の故障を抱えながら驚異的な演技で世界を圧倒した、平昌五輪のフィギュアスケート男子シングル金メダリスト、羽生結弦選手。現在は3月に行われた世界選手権も欠場して足の治療に専念しているという。
「羽生選手の復帰がどうなるかは公式に発表されていません。公式練習でほかの選手と衝突して流血した時でも試合に出場しており、試合を欠場しない主義で有名ですが、その羽生選手が世界選手権を欠場するのはよくよくのことでしょう。明らかに、ドクターストップがかかっているということですね」(スポーツライター)
試合に出場するか否かだけでなく、ファンが注目している羽生選手の動向がもうひとつあるという。
「それはズバリ、今後のシーズンの指導を誰に仰ぐのかです。五輪前にも、たびたび現在のオーサーコーチとの不仲が取り沙汰されていました。過去には平昌五輪後の引退を口にしたこともある羽生選手ですし、まだ氷上にいたいと発表しているとはいえ、五輪連覇も達成し、今後の拠点や練習環境をどうするかはまだわかりません。オーサーコーチ自身も、海外メディアの取材に『まだわからない』『ただ待っているところだ』と答えているのだとか。オーサーコーチは自身も同じメダリストとしての経験から、羽生選手の決断に期限を設ける気はなく、自由に考えて決めてほしいという思いなのだそうです」(前出・スポーツライター)
来季は、オーサーコーチのもとでともに練習を重ねてきたハビエル・フェルナンデス選手も引退の意向を示しているという。果たして羽生選手はどんな決断を下すのか。(芝公子)