今年後期のNHK連続テレビ小説「まんぷく」の主要キャストが3月23日、NHK大阪放送局から発表され、ヒロインを務める安藤サクラの姉役に内田有紀、松下奈緒、母役に松坂慶子といった豪華な女優陣が会見の席に顔を揃えた。
「ヒロインの安藤が30歳を超えているので、まわりの年齢もいつもの朝ドラよりも高め。キャリアも実績もある、今までの朝ドラとは一味違ったハイレベルな女優陣の演技に期待が集まっています」(テレビ誌記者)
そんな中でも、このところの活躍ぶりに注目が集まっているのが内田有紀だという。
「大ヒットドラマ『ドクターX』(テレビ朝日系)では、主演の米倉涼子をサポートする麻酔科医師役を好演。今年の大河ドラマ『西郷どん』では、瑛太演じる大久保一蔵と恋に落ちる祇園の芸妓を演じます。さらに先月放送された単発ドラマ『荒神』(BSプレミアム)では3年ぶりに主役を演じるなど42歳を迎え今、再ブレイクが期待されています」(女性誌記者)
内田は92年女優・歌手としてデビュー。アイドル顔負けの人気を誇り、連ドラでも主役として活躍していた。しかし現状に満足することなく2000年「北区つかこうへい劇団」の門を叩き、「銀ちゃんが逝く~蒲田行進曲」などに出演。若手俳優の育成に定評のあるつかに鍛えられ、女優としても大きく成長を遂げている。さらに、
「先月放送された『あさイチ』(NHK)に出演した際、女優の加賀まりこがVTRに登場。“芸能界の母”として、内田が離婚を経てドラマ『誰よりもママを愛す』(TBS系)で復帰する際も、そばで温かく見守っていたことを明かしています。こうした先輩たちの存在が、心の支えになっていることも見逃せませんね」(前出・女性誌記者)
さらに内田の再ブレイクには、事務所の諸事情も絡んでいると事情通は語る。
「内田の所属する大手プロダクションは、今年小泉今日子が独立。実力を兼ね備えた内田を前面に押し出すために事務所も早い段階からキャスティングに力を入れてきました。バイプレーヤーから脱皮、主役として活躍する日も近いのではないでしょうか」(芸能記者)
大河ドラマに続いて朝ドラに出演。アラフォー女優として着実にステップアップを図る内田有紀。今後の活躍がますます楽しみだ。
(窪田史朗)