他人の宝物を貶すのは人としてどうなのか?
4月2日に放送されたバラエティ特番「FNS番組対抗 オールスター春の祭典 目利き王決定戦」(フジテレビ系)で番組MCを務めた坂上忍が、共演していた新川優愛を泣かせる一幕があり、大批判を浴びている。
事の発端は、20年以上も大切にしているという宝物のくまのプーさんのタオルに向かって、毎日寝る前に1日の報告をするという新川の日課を紹介したとき。現物のタオルがスタジオに運ばれてくると、さすがに20年も使用しているとあって、一目見た坂上は「うわ、すげえ年季入ってる。え、汚ねぇ!」と率直な感想を披露、共演者の笑いを取った。
その後、新川がタオルに向かっていつも通り報告することになったのだが、「今日、テレビの前で初めてプーさんのこと出したら気持ち悪いって言われちゃった…」と話しかけている途中、坂上のひどい言葉を思い出したのか、新川が突然泣き出してしまうという予想外の展開に。
これには坂上も「え、どうした?」と心配する素振りを見せていたが、このやりとりを見ていた視聴者からは「坂上、お前が泣かせたんだろ」「新川さんがかわいそう」「やっぱり坂上は最低だよな」「人の宝物をバカにするのはよくないだろ」「やってることはイジメと一緒」など、批判的コメントが集まってしまった。
「坂上は潔癖症であることをテレビで公言しているので、笑いを取ろうとしたというよりも、タオルをパッと見て『汚い』と反射的に言ってしまったように見えました。とはいえ、坂上の発言で新川が泣いてしまったのは紛れもない事実。しかし坂上は『たかし~』とトレンディエンジェルのたかしに責任転嫁するシーンも見られ、それも視聴者の反感を買ったようです」(エンタメ誌ライター)
昨年には、プロ野球解説者の桑田真澄氏の次男・Mattに対して、面識がないにも関わらず、自身が司会を務める情報番組「バイキング」(フジテレビ系)で、「うーん。存じ上げているんですが…。知らないし、別に知りたくもない」と話し、Mattの怒りに火をつけるなど、心ない発言でトラブルを招くことも多い坂上。番組で司会を務める立場であれば、もう少し相手を気遣うことがあってもいいのでは。
(田中康)