「加齢臭」というと、どうしても男性だけにあるイメージがありますよね。でも、女性だって加齢臭には注意しなければなりません。医師の吉木伸子さんの著書「噂の女医がこっそり教える女の不調が消える本」(主婦の友社刊)によると、加齢臭の原因はノネナールという物質で、皮脂に含まれているそう。皮脂は男性ホルモンによって分泌されるため、男性のほうが皮脂が多いことから、結果的に加齢臭がきつくなるのだといいます。とはいえ、女性でも皮脂分泌はありますから、加齢臭もあるのです。
加齢臭をケアするためには、入浴時に皮脂の多い頭皮や額、耳、うなじなどをしっかりと洗うことがポイントだとか。また、衣類の皮脂が酸化し、クローゼットの中で臭っている可能性もあるようです。臭いは定着すると、自分では気づかなくなってしまうもの。洗濯できないジャケットやセーターなどの臭いは、一度すべてチェックしておきたいですね。
皮膚科医の池田大志さんの書著「10万円のクリームより効く「何もつけない」美肌ケア」(マキノ出版刊)では、閉経後は女性ホルモンによって抑えられていた男性ホルモンの働きが相対的に優位になるため、注意しなければならないと書かれています。40~50代の場合には心得ておきたいものですね。