あの芸人がまさか山Pよりも目立ってしまうとは‥‥。
石原さとみ主演の月9ドラマ「5→9 ~私に恋したお坊さん~」(フジテレビ系)の最終回が14日に放送された。前回の放送では今まで石原さとみ演じる桜庭潤子にゾッコンだった星川高嶺(山下智久)が唐突に潤子へ別れを告げてどうなることかと迎えた最終回だったが、無事2人はよりを戻して、今まで様々な障害に邪魔されていた2人のキスシーンもやっと見られるなど、理想的な月9展開でドラマは幕を閉じた。
クライマックスのプロポーズシーンでは、見慣れた法衣姿ではなく、スーツでビシッと決めた山下の破壊力は抜群。「あのプロポーズはヤバい」「やっぱ、安定の山P」など、多くの女子たちを胸キュンさせたようだ。
だが、それ以上に男女問わず多くの人々の心を鷲づかみにした人物がいた。それはなんと、タクシー運転手として勤務する潤子の父役・桜庭満を演じたダチョウ倶楽部の上島竜兵。
娘の別れを知るやいなや、「話をつけてくる!」と言って勢いよく家を飛び出した満の姿は、勇ましい父親の姿そのもの。その後、再度アタックするも完全にフラれてしまった娘の潤子を自身が運転するタクシーで送るシーンでも、涙を流しながらフラれたことを報告する娘の話を「そうか」と言って、ただひたすら涙を流しながら聞く優しすぎるパパを演じた。
これには視聴者たちもおおいに心を打たれたようで、10代や20代の女性から「こんな父さんが欲しい」というツイートが殺到した。
「ドラマスタート当初は石原の父が上島というのは無理があると、視聴者も完全にネタ扱いでした。しかしそれが浸透していき、最終回で山Pのお株を奪うまでになるとは驚きです。相手役の高嶺の家庭がかなり規律が厳しい設定だったこともあり、それとの比較で上島が演じたパパがかなり理想的に見えたようです。演技が上手い下手は差し置き、役どころもリアルな上島そのもののだったのでハマリ役でしたね。往年の西田敏行さんを見るようで、まさか上島の泣き芸がこんな形で生かされるとは驚きでした」(テレビ誌記者)
上島を称賛する声はドラマ終了後もしばらく鳴り止まず、「バカボンのパパみたいに見えるのに感動しちゃう」「悔しいけど、上島に泣かされた」「ファンになっちゃった」と絶賛の嵐。山Pのような“旦那さん”も欲しいけど、それ以上に上島のような“お父さん”が欲しいと思った女性視聴者が大勢いたようだ。
(田村元希)