第16回読売演劇大賞、最優秀作品賞や第8回朝日舞台芸術賞グランプリ受賞など、日本の演劇賞を総なめにした伝説の舞台「焼肉ドラゴン」の映画完成披露試写会が4月9日、行われた。主要キャストの真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、大泉洋と今作で初めてメガホンをとった鄭義信監督が登壇し挨拶。会場には、舞台からのファンだという中高年や、出演者のファンなど幅広い年齢層の観客が席を埋めた。
今作で最も印象に残ったのは、井上の大胆なキスシーンだ。試写を観た芸能記者は「井上の演技のあまりの艶っぽさに衝撃を受けた」と興奮気味に話す。
「井上演じる梨花の夫・哲男(大泉)は、彼女の姉・静花(真木)がずっと好きだった。そのことに気づいた梨花は、韓国から出稼ぎに来た若い男と不貞関係になるのですが、そのきっかけを作るのは梨花。辛い労働を愚痴る男を優しく抱きしめながらキスをするのですが、最初はソフトなものから次第に相手の唇をむさぼるように求めます。あえぐ姿も艶めかしくフェロモンムンムンでした。これまでも井上のラブシーンはありましたが、ここまで激しいのは初めてじゃないでしょうか」
2016年に事務所を移籍して以来、今作が初の映画出演となった井上。昨年には嵐の松本潤との破局も報じられたが、心機一転で挑んだ役は色香漂う大人の女だった。