4月13日に放送されたバラエティ番組「バイキング」(フジテレビ系)に相撲レポーターの横野レイコが出演。ちびっこ相撲への女児の参加を禁じたのは貴乃花親方だと発言したことに対して、ネットでは疑問の声が上がった。
番組では、8日に静岡市で開催された大相撲の春巡業「富士山静岡場所」で、ちびっこ相撲に参加予定だった女児が、日本相撲協会の要請で土俵に上がれなかった問題について議論を展開。
静岡市での巡業は2013年から毎年開催。以来、ほぼ毎年、ちびっこ相撲では女子が土俵に上がっていた。しかし昨年10月に行われた巡業部の会議で、今年春の巡業からちびっこ相撲の参加は男子のみとする方針が固まっていたという。
横野は「ベースで伝統を守りたいという頑固な人たちの集まりなので」と前置きをしたうえで「貴乃花親方も巡業部長に2年前になったときに、その前の尾車親方から女の子も巡業ぐらいなら土俵に上げていいよって。小学生以下はいいよって、やっていたのですが、貴乃花さんは伝統を重んじる親方なのでやめたいと、女性を上げたくないとおっしゃっていたんです」と舞台裏を明かした。だが、巡業の契約は半年から1年前に行うため、急に女人禁制にするわけにはいかず、昨年10月に今春の巡業から実施することを正式に決めたという。
「横野によると、ちびっこ相撲の女人禁制には貴乃花親方の強い意向が感じられます。子どもであっても、女子は土俵に上げてはいけないと。確かに頑固な面があるので、横野の話も納得できます」(スポーツ紙の記者)
しかし一部のツイッターユーザーは「貴乃花部屋では男女関係なくチビッ子の相撲教室を開催しています」とコメントし、実際、女の子が土俵に上がっている画像をアップ。確かに貴乃花部屋のHPにはキッズクラブの紹介があり、対象者として中学生以下で性別は問わないと明記してあった。
「本当に伝統を守り、厳格に女人禁制にしたいのなら、自分の部屋でもたとえ女の子であっても土俵に上げないはずです」(別のスポーツ紙記者)
真相やいかに。
(石田英明)