エネルギーとして消費しない分は、体脂肪として蓄えられてしまう「糖質(炭水化物)」。ダイエットのために、食べ過ぎないようにしている方も多いのではないでしょうか。もちろん、糖質の過剰摂取は避けたいですが、そのことで栄養バランスが崩れてしまっては、美しい体に整えることは難しくなってしまいます。ですから、糖質を制限するときは、その分「何を食べるか」が大事なのです。
■動物性の脂質は摂り過ぎ注意!
糖質を減らす代わりに、筋肉や肌をつくる「たんぱく質」をしっかり摂ろう! と、油分の多い肉や魚をたっぷり食べている人は要注意。それでは、動物性の脂質やコレステロールを過剰摂取しやすくなります。そうなると、血管を老化させ、全身に酸素や栄養素を送り届けたり老廃物を排出したりする働きを妨げてしまいます。代謝が下がることで、太りやすい体質を招くことにも…!
■植物性のたんぱく質を上手に活用しよう
そこでオススメなのが、動物性だけでなく、豆乳やアーモンドミルク、納豆、豆乳チーズなどの植物性たんぱく質を摂り入れること。中でも発酵食品は、腸内環境を整えるのをサポートしてくれるため、とくに積極的に摂りたいもの。糖質制限時には、動物性の食品ばかりでなく、植物性の食品も上手に活用しましょう。
■美の基礎ともいえる血管の若さを保つ
血管は、代謝を高める栄養豊富な血液を隅々まで行き渡らせる重要なもの。この働きが弱まると、太りやすい体質になってしまうのはもちろん、髪や肌の老化を招いてしまいます。30代後半頃から、血管の働きは老化によって弱まっていくといわれています。放っておけば、全身に十分な栄養素が行き渡らない状態に。日々の食生活でしっかり修復し、より若々しい状態に整える必要があります。
今の体をつくるのは、これまでの食事で摂り入れた栄養素です。必要なものを、摂り過ぎず不足させないように、栄養バランスよく摂り入れていきましょう。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)