「あの人には何をいっても無駄」「コミュニケーションが取れない」「もうお手上げ!」という上司っていますよね。「どうして自分ばっかりこんな嫌な上司に当たるのか」と思うこともあるかもしれませんが、世の中には他にも同じように感じている人がいるようです。そうした苦手な上司への対処法として、女性が集まる掲示板ではこんな解決策が挙がっていました。
●“スルー”スキルを身につける
●挨拶や“ホウレンソウ”など、必要なことだけはきちんと行い、それ以外は距離を取る
●性的ハラスメントされたらその上の上司に訴える
いずれも、よい対処法のように思えます。ただ、上司のタイプによっても対応は変わってくるでしょう。大学教授で経営コンサルタントの西村克己さんの著書「職場の苦手な人ともうまく付き合う技術:『ハーマンモデル』理論が教える」(株式会社パンダ・パブリッシング刊)では、上司のタイプ別による、部下の対処法が紹介されています。
例えば、ビジネスライクな切れ者で、事実やデータに基づく判断をするタイプの上司には、「筋を通すこと」「事実、データで示す」。また、優しいものの頼りなく、好きか嫌いかで人を評価するようなタイプの上司に対しては、「困ったら情に訴える」「一生懸命さをアピールする」などがいいそうですよ。
苦手な上司を持ってしまったら、まずはその人がどんなタイプなのかを理解し、何を求めているのかを的確に捉え、うまく指示に乗ることがベターといえそうですね。