4月22日に仙台で行われたフィギュアスケート、羽生結弦選手の「2連覇おめでとうパレード」。ソチ五輪の時より距離が伸びることもあり、当初から大幅な人出増が見込まれていたこのイベント。警備費の増額もあって、運営費用の一部に充てようとTシャツの販売や1口1000円の寄付金の募集などが行われた結果、黒字になるほどの利益が出たという。誰もが大満足のうちに終了したように思えるが、一部からは不満の声もあがっている。
「矛先は、羽生結弦選手『2連覇おめでとう』パレード実行委員会が主体となって募集を行った寄付金です。羽生選手のパレードには行けなくても、イベントに協力することで一体感を持ちたいと思ったファンも多かったのでしょう。4月22日までに支援した人には、実行委員会から23日中に御礼メールが届くことになっており、口数を増やしても御礼の内容は変わらないこともあらかじめ伝えられていました。ファンの中には、パレードの写真の入った御礼メールか、羽生選手のメッセージやサインが入っているサンクスメールが来るのではと、期待していた人がいたようです」(芸能ライター)
だが、実際に23日深夜に送られてきたサンクスメールは、パレード実行委員会委員長からの挨拶文だけだった。
「添付のPDFには羽生選手のシルエットで作った罫線こそついていましたが、そこに書かれた文章はメールに直接書かれた挨拶文と同じというお粗末なもの。確かに、寄付金の募集要項には『実行委員会からのお礼メールをPDFにてお送りいたします』とありましたが、パレード終了を待ってから送るというところに、なにがしかの“プラスα”を期待していた人がいたようですね」(前出・芸能ライター)
自分の寄付が、羽生選手が笑顔を見せてくれるイベントに貢献できたということで満足してもよさそうだが。
(芝公子)