いま、肉食がブームになっていますよね。みなさんはどんな肉を選んで食べていますか? 牛・豚・鶏のどれか。そしてまた部位はどれか。さまざまな視点はありますが、中でも、「シャトーブリアン」のように高級な部位を選ぶという手もありますよね。まあ、財布の中身とも相談して…ではありますが。ところで、そのシャトーブリアンって、いったい何なのかご存知ですか?
シャトーブリアンとは、牛ヒレ肉の中でも少ししか取れない部位のこと。また、それを網焼きや鉄板焼きにした料理を指します。そもそも、シャトーブリアンはフランスの作家・政治家で、美食家でもあった人の名前です。そして、パリで指折りの肉の権威といわれ、彼のお抱え料理人だったモンミレイユという人が、19世紀の初頭にこの料理を考案したとされます。
このシャトーブリアン、日本でも高級肉として多くの飲食店で貴重に扱われていますが、トッピングとして付く具材も高級だったりするんです。例えば、肉の上にのせていただくトリュフ、キャビアなどは有名ですよね。大衆店の鉄板ステーキでよくみられるポテトやコーン、ブロッコリーでは、有難みも薄まりそうです。
高級で希少価値の高い部位だけに、より贅沢に扱われ、そして現代の美食家たちに楽しまれているシャトーブリアン。これを、名付け親ともいえるシャトーブリアンさんやモンミレイユさんが知ったら、喜びそうですね。たまには自分へのご褒美に、ぜひシャトーブリアンはいかがでしょうか?