5月9日、20年ぶりにオリジナルアルバム「エトワール」をリリースした歌手で女優の薬師丸ひろ子。2018年の今年は女優デビュー40周年のメモリアルイヤーとあって、8月22日にはコンサートツアーを映像化した「Live at オーチャードホール 2018(仮)」も発売される。
「薬師丸は、透き通るクリスタルボイスも健在。キーもデビュー以来変わっておらず、今回のオリジナルアルバムでは、薬師丸自身が2曲作詞を手掛けるなど、53歳になった今も輝きを失っていません」(音楽ライター)
1978年、高倉健と共演する映画「野生の証明」で衝撃のデビューを飾った薬師丸は、「セーラー服と機関銃」「探偵物語」「Wの悲劇」といった作品をヒットさせ、角川映画の看板女優として活躍。独立後は歌手活動にも力を入れ、その縁で91年に玉置浩二と結婚するも98年に離婚。
当時は年齢的にも30代半ばに差し掛かり、女優としての方向性にも悩んでいたという。そんな彼女を救ったのが、あの脚本家・宮藤官九郎との出会い。
「2002年、クドカンが脚本を手掛けた連ドラ『木更津キャッツアイ』(TBS系)では、教師でありながらも学校にたぬきの置物の爆弾を仕掛けたり、下駄箱にカエルを入れようとするなど、それまでの薬師丸ひろ子のイメージを覆す奇抜な役柄でイメージチェンジに成功。その後もクドカン脚本の連ドラ『タイガー&ドラゴン』『うぬぼれ刑事』(共にTBS系)、そしてNHKの朝ドラ『あまちゃん』が大ブレイクするなど、薬師丸ひろ子が今も女優として輝いていられるのは、クドカンのおかげといっても過言ではありません」(スポーツ紙デスク)
しかも薬師丸は、プライベートでもクドカンとは縁が深いと言う。
「実は2人は、ドラマ『コウノトリなぜ紅い』(NHK-HV)で、2001年に俳優として共演。実はこの撮影を担当していたのが、その後薬師丸のパートナーとなるNHKカメラマンなんです。『女性セブン』によると、再婚こそまだですが、生涯を共にする間柄であることが報じられています」(前出・スポーツ紙デスク)
公私に渡る深い縁でつながる薬師丸と宮藤。今度はいつ2人がタッグを組むのか。新しい作品を早く観てみたいものだ。
(窪田史朗)