いまや日本でトップクラスの男性アイドルグループである嵐の櫻井翔が、アイドルであることに否定的な発言を繰り出し、ファンを戸惑わせているという。
事の発端は上映中の主演映画「ラプラスの魔女」に関するインタビューだ。4月20日発売のシアターカルチャーマガジン「T.」37号にて櫻井は、俳優やキャスターなど様々なジャンルで活躍している現状について、「その出発点が嵐として歌って踊ることだった」と語るも、嵐については「アイドルをやってるつもりはないとしか言いようがないですね」と断言したのである。芸能ライターが指摘する。
「さらに櫻井は『嵐をやっているという意識は、いつだってとても強いですけど』と語り、嵐は特別なグループだということを強調。しかしファンには“嵐はやっているけどアイドルはやってない。つまり嵐はアイドルじゃない”と受け取られてしまうのではないか。アイドル業界ではアイドル側もファン側も、アイドルという肩書きだけでなめられたくないという意識が強いという傾向はありますが、それをトップアイドルの嵐が口にすると、さすがに違和感がありますね」
よもや櫻井が駆け出しのアイドルのようなセリフを口にするとは驚きだが、関ジャニ∞のファンである“eighter”からは「渋谷すばるを見習え!」との声もあがっているようだ。
「自分の音楽を追求するために関ジャニ∞を脱退した渋谷ですが、彼自身はアイドルという肩書きにプライドを持っていました。関ジャニ∞は17年5月に開催されたロックフェスの『METROCK 2017 TOKYO』にバンドとして出演。どうせアイドルだろうという陰口をその熱いパフォーマンスで黙らせ、客席を熱狂の渦に巻き込みました。そのステージの終わり際、渋谷は『関ジャニ∞ってアイドルグループやってます』と挨拶し、eighterたちを大喜びさせたのです。そんなプライドを櫻井にも見せてほしかったのですが‥‥」(前出・芸能ライター)
俳優にアイドルは務まらないが、アイドルは俳優だってできる。櫻井にはその気概を見せてもらいたいものだ。
(白根麻子)