今年は、主演連ドラ「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)で幕を開けた木村拓哉。16年大みそかのSMAP解散以降、キムタク作品の視聴率低迷が叫ばれていたが、およそ1年ぶりのドラマでは全話で視聴率2ケタ台をキープ。次の主演作は8月24日に公開される映画「検察側の罪人」で、夏にはプロモーションで大忙しとなりそうだ。そんな木村の作品には、ある“ヒットの法則”があるという。
「タイトル&サブタイトルに“ら行”が入っていると当たるというジンクスがあるんです。テレビドラマで平均視聴率30%を超えた作品は、ほぼそれに該当。97年の『ラブジェネレーション』(フジテレビ系)、00年の『ビューティフルライフ』(TBS系)、01年の『HERO』(フジテレビ系)、03年の『GOOD LUCK!!』(TBS系)などがそうですね」(芸能ライター)
視聴率20%超えの作品にも“ら行ドラマ”が多い。96年は「ロングバケーション」(フジテレビ系)。木村が視聴率男と呼ばれるきっかけとなったおばけドラマで、先の「BG」では“ロンバケ”で恋人同士だった女優・山口智子と、およそ22年ぶりに共演を果たしている。その他98年の「眠れる森」(TBS系)、02年の「空から降る一億の星」(フジテレビ系)、04年「プライド」(フジテレビ系)、07年「華麗なる一族」「(TBS系)、09年「MR.BRAIN」(TBS系)、14年の続編「HERO」(フジテレビ系)も、高い数字を記録した。
「いくらキムタクといえど、2010年あたりからドラマでいい数字を獲得することは難しくなっていました。それでも木村は依然として“ら行”に縁があり、10年は『月の恋人~Moon Lovers~』(フジテレビ系)、12年は『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』(フジテレビ系)、13年は『安堂ロイド~A.I. knows LOVE~』(TBS系)と、いずれもタイトル、サブタイトのどこかに“ら・り・る・れ・ろ”が入っているのです」(前出・芸能ライター)
19年に公開される主演映画は「マスカレード・ホテル」。来年も法則は健在だ。
(北村ともこ)