連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK)で永野芽郁演じるヒロイン・鈴愛が恋心を抱く、“マア君”こと朝井正人を演じている中村倫也。昨年は映画5本、ドラマ8本に出演。今年はすでに映画2本、ドラマはネット配信を含むと6本に出演している“憑依型”若手人気俳優だ。
「中村は、08年に東山紀之が主演した舞台『さらば、わが愛 覇王別姫』に脇役で出演した頃からずっと“ネクストブレイク俳優”と呼ばれ続けていました。今年1月期放送のドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)で演じた妻に不貞されキレまくる夫・井筒渡を演じたことで知名度が急上昇。塩顔と呼ばれるあっさり顔が多くの人々に知られようになりました。すると塩顔で芸達者である点が同じことから、一部で“ポスト高橋一生”と呼ばれるようになったんです。高橋も10歳でビートたけし初プロデュース映画『ほしをつぐもの』でデビューしてから15年7月期放送のドラマ『民王』(テレビ朝日系)で演じた秘書・貝原でブレイクするまで時間がかかりましたから、ブレイクまでに時間を要するという点も、中村は高橋と似ているかもしれません」(演劇誌ライター)
高校1年生の時にスカウトされ、19歳の時には05年下半期放送の連続テレビ小説「風のハルカ」(NHK)で、農業を愛しMEGUMI演じる亜矢の恋人役を務めていた中村。公開中の映画「孤狼の血」で見せている血の気の多い“狂犬”のような永川恭二というバイオレンスなキャラも出色で、ますます注目を浴びる俳優となるだろう。