波瑠主演ドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官」(テレビ朝日系)の第7話が5月31日放送され、平均視聴率は13.4%と自己最高を更新した。
このドラマの直前に放送されているシリーズ6年目の内藤剛志主演ドラマ「警視庁・捜査一課長」の12.6%を0.8%も上回る快挙だ。
同ドラマにはこれまでも、「捜一」の大岩捜査一課長(内藤)や小山田管理官(金田明夫)が登場。また、「未解決」の古賀警視(沢村一樹)が「捜一」に出演するなど2つのドラマが相互にコラボすることでも話題になった。
しかも今回は、米倉涼子主演の「ドクターX~外科医・大門未知子~」で、学長たちが会食の場に使うステーキハウス「銀座うかい亭」までがロケ地に使われ、視聴者を驚かせた。
テレビ誌ライターは「『未解決の女』に対するテレ朝の本気度を感じた」そうだ。
「刑事モノに定評のあるテレ朝ですが、女性が主演なのは沢口靖子の『科捜研の女』だけ。同局としては『未解決の女』もシリーズ化に向け、他の人気ドラマを使い全面的にバックアップしています。主演の波瑠と、彼女を支える鈴木京香演じる鳴海理沙のコンビも好評ですし、今後の看板ドラマの可能性は大きいですね」
第7話は、都内で起きた不可解な殺人事件が、15年前の3億円強奪事件と関連していることが発覚する。殺人の容疑者を追う中、その容疑者が殺人後、社長令嬢を誘拐していたことがわかる。令嬢は無事助け出されるのだが、容疑者を1人で追っていた矢代朋(波瑠)が返り討ちに遭ってしまう。
6月7日放送の最終回は、矢代の容態はもとより、15年前の3億円事件と今回の誘拐事件がどうリンクしているのか、ますます気になるところだ。