歌手の広瀬香美をマネジメントする所属事務所「オフィスサーティー」が5月31日、公式サイトにて広瀬の一方的な独立を非難し、「広瀬香美」の芸名使用を禁じる姿勢を示している。
5月27日に自身のフェイスブックで、新しい事務所を立ち上げ、オフィスサーティーから移籍したことを報告していた広瀬だが、どうやらその行動は双方による合意が完全には得られていない状況下での告知だったようだ。
31日、「オフィスサーティー」は広瀬による移籍の報告が「事前の相談もなく、一方的な“独立宣言”」だとし、「大変困惑しております」と説明。さらに、“広瀬香美”という芸名は同社の命名によるものであると主張し、「“広瀬香美”の芸名の使用権限は、弊社および取締役に帰属しており、弊社所属アーティストとしての活動以外には“広瀬香美”の芸名を使用できません」などと発表している。
「宣戦布告にも近い同社による“芸名使用禁止宣言”が飛び出すと、ネット上では『またタレントと事務所の契約問題か?』といった反応が散見されましたが、その後、突如として勃発したのは広瀬香美の新たな芸名を占う“大喜利”です」(エンタメ誌ライター)
たしかにネット上では、今回の騒動に対する“ワル乗り”が始まっているようだ。エンタメ誌ライターが続ける。
「『広瀬アルペン香美はどう?』『話題に乗じるということで広瀬すず香美』『ロマンスの神様香美で』『新・広瀬香美は?』『こうみ太夫』『三代目広瀬ブラザーズ』『ゲレンデ歌子で十分彼女だと分かる』など、様々な案が並んでいます。また、かつての所属事務所と芸名使用に関していざこざを起こしたとされる加勢大周や美川憲一、能年玲奈らのケースを持ち出し、『別に名前くらい使わせてあげればいいのに…器が小さいわ』『移籍されたらすぐに敵に変わる事務所怖い』との指摘も見受けられ、広瀬香美に同情する声が優勢ですね」
だが、仮に広瀬が事務所と妥結することなく、フライングで独立の発表をしていたとすれば、その反撃を食らうのも無理はないかもしれない。いずれにしても、その美声が今後も継続して披露できるような環境を整えることが、ファンにとってのハッピーエンドとなることは間違いないだろう。
(木村慎吾)