来年がCDデビュー15周年。本来であれば、7人による盛大なメモリアルイベントが期待されたが、残念ながらメインボーカリストの渋谷すばるが今年の大みそかで脱退。関ジャニ∞はすでに6人体制で再起動している。
そもそも、関西ジャニーズJr.から選抜されて始動したときは8人だった。だが、デビューした翌年の05年、“第二のキムタク”と呼び声が高かった内博貴が不祥事によって脱退。今回の渋谷で脱退2人目となるだけに、エイターと呼ばれるファンにとっては心中穏やかではない。
「ですが、残ったメンバーの結束力は強い。プライベートでも親密な関係を続けています。エイターの間で“ひなまる”として親しまれているのは、丸山隆平と村上信五。村上が雛形あきこさんの目に似ていることから、“ひな”と呼ばれているんです」(アイドル誌ライター)
2人は売れる前、貧しかったころからの付き合い。丸山はボロボロのランニングシューズをはいて、仲間と村上の実家に遊びに行った。すると、豪快で知られる村上の母親が「臭いぞ」と顔をゆがめ、「端から足、出してみ」とみんなの足を順番に嗅いでいったという。
犯人が丸山であることがわかると、母は「アンタかっ!」と言い放ち、新品の石鹸をバ~ンとシューズに放り込んだ。消臭のためである。ところが翌日も、臭いまま。村上の母は再び臭いをかいで、「ぜんぜんアカン。まだ臭いわっ」とさじを投げたという。
「関西に住んでいたころは、互いの実家を行き来するのはもちろん、しょっちゅう旅行もした2人。北海道、福岡、韓国、タイなど。当時はお金がないので、ほとんど自由席。村上が足を負傷したときは、『福岡で温泉に入って治したらいいんちゃうか?』と丸山が提案して、現地では『大丈夫?』と村上に合わせてゆっくり歩く優しさを見せたそうです」(前出・アイドル誌ライター)
村上は横山裕、渋谷とともに、関ジャニで年長組。渋谷が抜けることで募らせる寂寥感は、計り知れないものがある。本格的な6人体制となるまで、あと7カ月。関ジャニの絆はこれからますます強くなりそうだ。
(北村ともこ)