7月スタートの新ドラマ「ハゲタカ」(テレビ朝日系)で周囲から“ハゲタカ”とバッシングされながらも、日本の名門企業を次々に買収していくダークヒーロー・鷲津政彦を演じる綾野剛。この作品は真山仁氏による同名経済小説が原作で、07年2月~3月にはNHKで大森南朋が鷲津を演じ、その2年後の09年6月には映画にもなり、大森を一躍人気俳優に押し上げている。そのため今回のドラマは一部から「大森南朋の“ハゲタカ”のリメイク」との声もあがっているという。
「しかし、大森が演じた『ハゲタカ』は原作と大きく違い、今やフジテレビの大人気コンテンツとなった『コード・ブルー』の脚本家・林宏司氏が作り上げた“鷲津政彦像”が魅力的だったと言っても過言ではありません。そのため綾野が演じる鷲津は、原作に忠実になるのではないかと予想されています。さらに今作では、綾野と縁の深い沢尻エリカが敏腕のホテルウーマン・松平貴子役で登場。最終的には企業買収のスペシャリストである鷲津を迎え撃つ最強の敵となるといいますから、沢尻がどれだけ魅力的に貴子を演じられるかによって、視聴率は大きく左右されるのでは」(テレビ誌ライター)
綾野と沢尻の共演は12年7月公開の映画「ヘルタースケルター」、15年5月公開の映画「新宿スワン」に続き今作で3度目。役者としての火花の散らし合いに期待したい。