ジャニーズにもあった「格差社会」底辺メンバーたちの悲惨な日々

 ジャニーズのグループに属しているメンバーのおよそ半分が経験していること。それはメンバー内格差だ。80年代後半に社会現象を巻き起こした光GENJIが、それを如実に現わしていたといわれている。

 現存するグループで顕著になったのは、V6以降だろう。森田剛、三宅健、岡田准一の若手がComing Century(略称・カミセン)。坂本昌行、長野博、井ノ原快彦といった先輩が20th Century(トニセン)。フロントメンバーは決まって、ジャニーズJr.時代から人気があった森田&三宅の剛健(ごうけん)コンビだった。アイドル誌の編集者は当時をこう振り返る。

「トニセンはひどい扱いでした。そもそも、トニセンという呼び名が与えられたのも、デビューして5~6年後ですから。移動も、カミセンは社用車で送迎あり。トニセンは、渋谷駅で集合して自分たちで電車。カミセンは『町がパニックになる』という理由から、渋谷に遊びに行くことを禁じられていましたが、トニセンはもちろん、自由(笑)」

 デビューシングル「MUSIC FOR THE PEOPLE」(95年)、2nd「MADE IN JAPAN」(96年)、6th「本気がいっぱい」(97年)のジャケット写真は、トニセンが後ろでかなり小さめ。この手法を継がされたのは、11年デビューのKis-My-Ft2だ。

「ジャケ写で格下扱いをされたのは、宮田俊哉、横尾渉、千賀健永、二階堂高嗣。彼らの場合は、フロントメンバーの北山宏光、藤ヶ谷太輔、玉森裕太に比べて歌割りも少なく、歌番組でもあまり映してもらえず、衣装はバックダンサーのJr.と同等の生地、配色。逆にいえば、差をつけられすぎたから、中居正広プロデュースの派生ユニット『舞祭組』が誕生したわけですが」(前出・アイドル誌記者)

 キスマイと同じ11年にCDデビューしたSexy Zoneは、さらにひどい。当初は、Jr.時代から人気があった中島健人&菊池風磨に佐藤勝利を加えた年長組と、年少組のマリウス葉&松島聡によって構成されていた。だが、デビュー3年後、CDジャケットから若い2人が消えた。まだ義務教育期間中で、活動に大きな制限があったことがその理由だが、「新生セクゾ」を謳われたのは、ファンにとってちょっとした事件だった(現在は5人体制)。

 この2組のデビューの翌12年、ジャニーズ初のDVDデビューを果たしたA.B.C‐Zは、同僚のキスマイ、後輩のHey!Say!JUMP、Sexy Zoneにドンドン追い抜かれた苦労人。後輩ながらも先にデビューした面々のお弁当が高級焼肉店・叙々苑の焼肉弁当で、彼らはおにぎり2個という辛酸をなめている。

 苦労は必ず報われる。そんな芸能界であってほしいが‥‥。

(北村ともこ)

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