みなさんは普段、食事のメニューはどうやって選んでいますか? きれいになるため、痩せるためといった思いはあるものの、頭の回転が早くなるため、やる気を出すためといった目的で選ぶことはほとんどないのでは。確かに、食材によって頭の回転が速くなるというのはあまり想像がつきませんよね。でも実は、“頭にいい食”はあるんです!
そんな頭にいい栄養素として、薬学者の生田哲さんの著書「食べ物を変えれば脳が変わる」(PHP研究所刊)で取り上げられているのが、オメガ3、オメガ6、リン脂質なのです。青魚、アマニ油、シソ油などのオメガ3と、コーン油、ベニバナ油、ヒマワリ油などのオメガ6は、神経細胞を覆う膜がやわらかくなることから、「頭の回転が速くなる」といわれているそうですよ。一方、リン脂質は、卵やモツ、大豆食品に含まれますが、「やる気を引き出す」「記憶力の低下を防ぐ」「アルツハイマー病の発症を防ぐ」などの効果が期待できるのだとか。
オメガ3を十分に摂取するには、青魚を積極的に食べるのがいいそうです。また、アマニ油とシソ油をサラダにかけて食べるのもOK。ちなみに青魚は、サンマ、サバ、イワシなどのこと。とくに、サバは缶詰や刺身、塩焼き、〆サバなど、お馴染みの食べ方ばかりなので、手軽に取り入れてみましょう。