工藤静香のコンサートツアー「Acoustic Live Tour 2018」が6月24日に東京・品川で開幕。昨年8月にリリースした最新アルバム「凛」の収録曲「鋼の森」など全17曲を披露した。その曲が、5月にモデルデビューを果たした次女、Koki,が作曲したものだと分かり、話題になっている。
アルバム「凛」では「鋼の森」など3曲で作曲者に「Koki,」の名前がクレジットされていたが、リリース当時は新進作家とのみ紹介され、その正体が取りざたされることはなかった。それが今年の5月28日、中島美嘉がKoki,から楽曲提供してもらったことを明かし、その際に工藤の曲も手掛けていることが明らかになった。
「Koki,の曲はすべてピアノのイントロで始まっているのが特徴。Koki,はフルートとピアノが得意ということなので、作曲もピアノで行っているのでしょう。いずれもミディアムテンポの抒情的な曲調が持ち味となっています」(音楽ライター)
工藤のファンからは、Koki,の作曲力を賞賛する声が数多く寄せられている。たしかにプロの歌手がコンサートで歌っても遜色のない出来は、とても14歳の少女が作った曲とは思えないと感じるファンも少なくないようだ。ただ「作曲家Koki,」の将来に関しては不安視する声もあるという。
「Koki,の書いた曲はいずれも、チャゲ&飛鳥のバックも務めるベテランミュージシャンの澤近泰輔氏が編曲を担当。その澤近氏は工藤のアコースティックツアーにも帯同してピアノを弾くなど、もはや身内同然の人物です。しかも『鋼の森』では工藤自身が別名義の“愛絵理”で作詞を手掛けており、言うなれば娘の曲を親が完成品に仕立てたのも同然。そんな親バカぶりが通じるのも、工藤自身が歌うという前提があるから。実際のところ作曲ができる14歳は決して珍しくなく、今の時点からチヤホヤされすぎると、今後の成長が心配になりますね」(前出・音楽ライター)
子供の才能を世に出したいと願う親は決して少なくないもの。しかし工藤が力づくでその願いを実現したことが、果たしてKoki,にとってはプラスだったのか。その答えは今後、明らかになるのかもしれない。
(白根麻子)