7月1日、フィギュアスケート2018‐2019シーズンのスタートに合わせて、高橋大輔選手が現役復帰を発表。ファンが歓喜している。
引退発表の時にも「現役への未練」について言及していた高橋選手。ソチ五輪の後、ケガのため世界選手権をあきらめて現役を引退しており、完全燃焼というわけではなかった。とはいえ、4年のブランクを経ての現役復帰は勇気ある決断と言えるだろう。
「フィギュアスケートは1週間氷に乗らないだけで感覚が変わってしまうと言いますし、ケガで1年間の休養も体験している高橋選手だけに、元の実力まで戻す大変さを知らないわけがない。そんな彼の決意は並々ならぬものだと思います」(スポーツライター)
朝のワイドショーでも、サッカー・ワールドカップの話題が大半を占めるなか、各局がこのニュースを報道。「とくダネ!」(フジテレビ系)でもこのニュースを取り上げていたが、ファンのなかにはその報じ方に不満を覚えた人もいたようだ。
「現役復帰を紹介した最後に、伊藤利尋アナが『高橋大輔選手のその思いを応援したいですね』とコメント。一般の視聴者にはどうということはない言葉ですが、復帰に大喜びのファンにとっては、これが復帰に水を差すように聞こえたようです。なんでも、“うまくいくかどうかはともかく”というニュアンスが感じられる物言いであったというのです。熱烈なファンは、それが高橋選手に失礼だと感じたようですね」(前出・スポーツライター)
現役当時とは技術、ルールともに大きく変わっている。それでも復帰を表明した高橋選手には、ぜひとも納得いくまで挑戦してもらい、その表現力で再び世界を魅了してほしいものだ。
(芝公子)