7月9日放送の沢村一樹主演「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(フジテレビ系)を皮切りに、夏の連続ドラマがスタートした。
「夏は長期の休みがあり、視聴率をキープしにくい季節と言われていますが、その中で俄然強いのは今期もテレビ朝日だと思います」(テレビ誌ライター)
同局のラインナップは、東山紀之主演「刑事7人」第4シリーズ、上川隆也主演「遺留捜査」第5シリーズ、綾野剛主演「ハゲタカ」。深夜枠は、菅田将暉と山田孝之W主演「dele(ディーリー)」、窪田正孝と川口春奈の「ヒモメン」だ。
「刑事~」も「遺留~」も平均視聴率2ケタ台が見込める人気シリーズ。そこに新参した「ハゲタカ」が、どんな数字を叩き出せるかに注目が集まっている。
「『コウノドリ』(TBS系)では、優しく穏やかで慈愛に満ちた産婦人科医を演じた綾野が一転。企業を食い荒らす“ハゲタカ”と日本中からバッシングされるダークヒーロー・鷲津政彦を演じます。これまで鷲津役は、07年放送のNHK版で大森南朋が演じ、日本や海外のドラマ賞を数々受賞しました。視聴者の中には、大森演じる鷲津のイメージが色濃く残っている人も少なくない。綾野がどんな鷲津を演じるか、今から楽しみです」(芸能記者)
春ドラマの平均視聴率ランキングでは、1位の「ブラックペアン」(TBS系)に続く2位から4位を獲得したテレ朝。夏の戦いは「ハゲタカ」が鍵となりそうだ。