夏野菜の一つであるトウモロコシ。季節の代名詞といってもいいかもしれません。でも、茹でて実を取るのが面倒なことから、敬遠されることも多いのではないでしょうか。茹で方もよくわからないという人もいるかもしれません。そこで、トウモロコシの扱い方をご紹介しましょう。
野菜の教室による「いつもの野菜まるごと百科」(かんき出版刊)によると、トウモロコシをぷっくり・しゃっきりと仕上げるには、水から熱して沸騰させ、4~5分茹でるのがポイントなんだとか。塩は、茹で上がる直前に入れるとよいのだそうです。また、皮をむいたらすぐに茹でるというのが、鮮度を守る意味でも重要だそうですよ。
フード研究家の水谷和生さんの著書「よくわかる野菜料理のきほん:かんたんレシピ111品」(CHIKYU-MARU刊)によると、皮をむいた後のヒゲが気になる場合、ハケを使うと取りやすいのだとか。さらに、身と芯の間に包丁の刃を入れ、上から下にこそげ取るように削るとスムーズに実が取れるそう。茹でてから実を外すときも、同じ方法でよいそうです。
トウモロコシは、そのまま食べるのも美味しいですし、料理に使っても美味しいですよね。天ぷらにしたり、そうめんに入れたり、マリネにしたり、炊き込みご飯の具にしたり…。甘くて美味しいトウモロコシ、ぜひこの夏、積極的にいただきましょう。