お笑いタレントのカンニング竹山が7月9日放送の「ビビット」(TBS系)に出演し、首都圏メディアの報道姿勢に苦言を呈するひと幕があった。
同番組出演前には自身のツイッター上でも、「終わってんな…」「西日本であれだけ甚大な被害が起こっているのに報道特番ではないんだ…」とつぶやいていた竹山。豪雨被害に苦しむ西日本の現状がありながら、詳細を伝える特別番組を組まないテレビ各局に関し、スタジオでも「多大な被害が起こってるのに他人事みたいになっちゃってることがおかしいと思うんです。のんきに他のニュースをやっている場合じゃない」と主張している。
そして、竹山が覚えた違和感に対し、ネット上からも共感の声が沸き起こっているようだ。
「『最新の情報が知りたいのに、テレビは全然役に立たなかった』『昼間バイキングでまだアメフト問題やっててアホかと思いました』『これだけ被害が拡大してるのに何で?って思った』など、竹山を支持する反応が寄せられる一方で、『マスコミが災害取材に行ったら邪魔だ。被災者の気持ち考えろ。ヘリの音うるさい。どこまでも勝手だ』『最新の情報が知りたければラジオの方がいい』『また被災した子の友達に“今どんな気持ち?”とか聞きに来るの? 被災エリアの者ですが、地元NHKではちゃんとやってましたよ。それで十分』との指摘も多く集まっています」(テレビ誌ライター)
また、タイの洞窟に閉じ込められた少年らの救出活動に関するニュースを引き合いに、“なぜ海外のことばかり?”といった疑問もあった。
何を報じ、何を伝えるかは各テレビ局がそれぞれ決断を下すことではあるが、そこに多くの民意が反映されていなければ、そもそもテレビというマスメディアの存在意義に関わってくる。竹山の叫びは今後に生かされることになるだろうか?
(木村慎吾)